


当店のカレーはとても地味ですが小麦粉を使用しない完全手作りのカレーです。
【地味】地味とは、華やかさ・けばけばしさがないこと。態度や行動に飾り気がなく控え目なこと。また、そのさま。
白い楕円形のカレー皿の左側に白いご飯、右側にただ茶色いカレー、そしてちょこんと白いザワークラウトをのせて完成。単品で750円税込。(平日ランチスタイル)こんな地味なカレーライスですが、当店のメイン商品として作り続けています。それは「美味しい」と食べてくれるお客様がいるからです。そんな方々に向けて、チカキッサ.タブコのカレーがどういうものか紹介したいと思います。
子供の頃から慣れ親しんだ味のようで、老舗の洋食屋さんのような奥深い味のカレーを目指して。
・作る工程とその材料
1.玉ねぎを炒める
使用する玉ねぎは淡路島産か北海道産です。その玉ねぎを薄めにスライスして、半寸胴鍋で炒めていきます。ほどよく甘みが出るくらいまで弱火で数時間炒めます。
2.にんにくと生姜を炒める
青森県産の福地ホワイト6片を使用。みじん切りにしたにんにくを多めの米油で、丸焦げになる手前までやや強火で炒めます。生姜は高知産を使用。にんにくを炒める火を止める直前にみじん切りの生姜をフライパンに入れて軽く混ぜ合わせる程度に炒めてる火を止めます。炒めたものは1の玉ねぎの鍋へ。
3.牛すじを焼く
使用する牛すじは黒毛和牛の未経産のものをできるだけ選んでます。適当な大きさに切って強火のフライパンでしっかり焦げ目をつけるように焼きます。しっかり焼けるように一度に多くは焼きません。焼いたら1の鍋へ。
4.牛すじまで鍋に入れたら、鍋に水、赤ワイン、ローリエを入れてしばらく煮込み、アクや脂を取ります。ここまででだいたい8時間くらいでしょうか。お店の開店準備やその他の仕込みなどもありますので、2日に渡って作ります。
5.トマト缶、チャツネ、バナナ、桃、パイン、野菜スープ※別仕込み、塩、胡椒、醤油などを入れて煮込み
6.バターと米粉でブラウンソースを作り15種のカレースパイスを加え、練り合わせる感じでルゥができます
7.6のルゥを5まで煮込んだスープで少しずつ伸ばし、ある程度の緩さで5に全て混ぜ、少し煮込めば完成です✨
地味だけどチカキッサ.タブコが自信をもって提供するカレーをぜひ一度食べてみてください!
※別仕込みの野菜スープは玉ねぎ、人参、セロリ、パプリカ、ベーコン、バターを煮込んでポタージュにしたもので、カレーとボロネーゼソースに使用する旨味の素です。